金融業界の動向
最近では“グレーゾーンの撤廃決定”“過払い金の返還”などにより、金融業者の収益が減少している事から、社員のリストラ、店舗閉鎖、企業合併や売却など業界再編が盛んになってきております。
今後金融業界は、返済能力の低い顧客への融資を減らすなど、貸し倒れリスクを検討せざるおえなくなり“貸し渋り”の傾向が見えます。今迄、通常に取引していた方でも、新たな借入申込の審査が厳しくなると言えるでしょう。
これまでは、貸し倒れリスクを顧客への利息に転化することで、本来であれば融資の基準から外れた属性の利用希望者(専業主婦、学生等自己収入が無い方や扶養者)、貸し倒れリスクが高い多重債務者も借入する事が出来ました。しかし、それは一定の割合の貸し倒れを見込んだ上で、金利設定をしていた為でした。
ですが、金融業者は今後グレーゾーンの撤廃により従来の上限利率から10%以上も金利を下げるとなると融資基準を厳しくし、貸し倒れリスクの少ない顧客だけを対象に営業していくしかないのです。
先にも申し上げましたが、有人店舗の閉鎖や大幅にリストラからも“金融業者の経営が悪化している状況である”と、うかがい知る事が出来ます。
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